作業療法士タイプ

ひとの生活をつくる
「作業」のスペシャリスト

 作業療法では日常生活において必要な全ての活動を「作業」と呼んでいます。例えば、朝起きて顔を洗うのも作業であり、作業療法士の仕事は、その作業が困難になった方、また、困難になるであろうと予測される方に対して、作業の改善、維持、向上を図ることです。

作業療法士イメージ

 日々の生活の中でどのような場面で不便を感じているのかを細かく分析し、生活機能の向上を目指します。自助具を作製したり、障がいを持つ人が家で快適に過ごせるよう、住環境を整えることも大切な仕事です。
 また、作業療法士の役目は「障がいを持つ人全てが、“その人らしく”生活できるよう支援すること」であり、精神に障がいを持つ方の治療にも関わっています。だからこそ、病院や施設はもちろん、対象者が実際に暮らす地域や学校、職場、行政等、活躍の場は多岐にわたるのです。
 超高齢社会の到来だけではなく、個性ではすまされない生活のしづらさを抱える方々の支援など、今後ますます社会に必要とされる職業です。