言語聴覚士タイプ

「心とことば」を
つなぐスペシャリスト

 人が生きていく上で、最も重要な機能、「話す」、「聴く」、「食べる」。言語聴覚士とは、この3つの機能に支障をきたした人に対して訓練、指導、助言を行う専門家です。

言語聴覚士イメージ

 原因は、先天的なものから、病気の後遺症まで様々ですが、コミュニケーションが取れない、食事ができない(嚥下障がい)という状況は、非常に辛いものです。言語聴覚士の仕事は、当たり前の日常を、ひいてはその人の尊厳を取り戻すことであるといっても過言ではありません。
 言語聴覚士は、医療現場や高齢者施設、小児療育施設など様々な場所で活躍し、医師や歯科医師、その他の専門職と連携するチーム医療においても重要な役割を果たします。
 しかし、比較的新しい国家資格であり、養成学校の少なさなどから、その数は全国に4万人弱。求人に対して人材の確保が全く追いついていない状態が続いています。患者様に寄り添う言語聴覚士はどんなにAIが発達しようとも、“人”にしかできない仕事であり、社会が求め、必要とする職業なのです。